元北海道日本ハムファイターズの杉谷拳士さんが、引退後に会社を設立して社長になりました。
杉谷拳士さんといえば、現役時代は 元気印の愛されキャラで、チームメイトだけでなく 対戦チームの選手やスタジアムアナウンサーからもイジられまくるという 球界一のイジられキャラでした。
引退後は社長になると宣言していましたが、ついに宣言通りに会社を設立しましたね。
杉谷拳士社長が設立した『株式会社 ZENSHIN CONNECT』とはどんな会社でしょうか。
杉谷拳士さんの引退から会社設立までをまとめました。
杉谷拳士引退・前進宣言
杉谷拳士選手が引退を発表したのは、2022年のシーズン終了後でした。
会見は「引退会見」ではなく「前進会見」として、引退後の活動を意欲的に語りました。
杉谷拳士「前進」の意味
【”前進会見”で思いを語る】
#杉谷拳士 選手が現役引退を表明しましたhttps://t.co/dR2VOgzzsQ#日本ハム #ファイターズ #プロ野球 pic.twitter.com/Ra1GBJSHks— NHK北海道 (@nhk_hokkaido) October 28, 2022
「引退」を前向きにとらえて、「前進」とは杉谷拳士さんらしいですね。
なぜ「前進」という言葉を選んだかについて会見の中で語っていました。
プロ野球選手、杉谷拳士は終わりだけれど、今後に向けて人生はまだ出発したばかり、どんどん「前進」して、お世話になった皆様に恩返しができるように たくさん力をつけて勉強して、そういった意味で「前進」という言葉を選ばせてもらいました。
栗山監督からも「前に進みなさい」「拳士は拳士らしくやりなさい」と話もしてもらっていました。
栗山監督からの「拳士らしく、前に進みなさい」という言葉が、杉谷拳士さんの中で大きかったようですね。
今後のことについては、独立して会社を立ち上げること、英語の勉強をして海外へ行くこと、マーケティングや育成、野球以外のいろんなスポーツについても学んでいきたいとの事です。
「ここからが人生のスタートだと思っている」という杉谷拳士さん、引退した選手の中でも、もっとも前向きな会見だったのではないでしょうか。
杉谷拳士 栗山監督登場に涙
電話で栗山監督に伝えたところ、「拳士は拳士らしく」「これからできることをサポートする」との言葉をもらって、電話を切った後 涙が止まらなかったそうです。
「本当に今までずっと支えてもらっていたと感じた」と言います。
会見の中では、涙をこらえながら話す場面もありましたが、最後に栗山監督が花束を持って登場したときには、涙があふれ出ていました。
#日本ハム #杉谷拳士 内野手の“前進会見”には栗山英樹前監督もサプライズ登場??
「父親のような存在ですし、本当にずっと支えてもらっていたなと感じました」と話していた杉谷は恩師の姿に涙が止まらず。
栗山氏から「泣くな拳士、泣くな」と抱きしめられていました??
(Photo:Yuji Arakawa) pic.twitter.com/sBSwnPXT3L— Full-Count フルカウント (@Fullcountc2) October 28, 2022
本当に栗山監督のことを信頼して慕っていたのがよくわかりますね。会見で栗山監督が登場した場面では、わたしも見ていて涙が止まりませんでした。
杉谷拳士笑顔の前進セレモニー
涙の「前進会見」から、笑える「前進セレモニー」
北海道日本ハムファイターズの応援グッズ、鮭のぬいぐるみ“しゃけまる”を頭にかぶって、腰にはファイターズガールが“きつねダンス”でつける、“きつねのしっぽ”をつけて腰を振りながら登場
栗山監督からの「拳士は拳士らしく」を忠実に実行する杉谷拳士さんのセレモニーでの発言
集合時間、集合場所、球団関係者から一切連絡がきませんでした。
どこで行われるのかわからず、エスコンフィールドに向かいました。とても素敵な球場ですね。
いきなりの笑いを誘いました。
連絡がなかったのは イジりではなく、連絡ミスだったのだろうと思いますが、杉谷拳士さんでなければ こんな連絡ミスは起きなかったのではないかとも思ってしまいます。
しかし、このときはまだ 新球場エスコンフィールドはオープンしていなかったので、普通に試合をしている札幌ドームだとわかると思うのですが、オープン前の新球場に行ってしまうのもやはり「拳士らしい」ですね。
杉谷拳士 引退後も大活躍
元気で明るいキャラクターで、テレビに出演すると お笑い芸人かと思えるトークで笑わせてくれる杉谷拳士さん。
引退後は、テレビ番組への出演オファーや、芸能事務所からいくつも連絡が来たといいます。
WBCの取材もしていたし、北海道では競馬のCMにも出演。
早速の活躍を見せてくれていますね。
しかし、テレビ番組に出演しながらも、やはり「野球界とスポーツ界の発展を念頭に置く。2023年の明確な行動指針もできている。」と言います。
「バラエティ番組にもたくさん出たいですし、さまざまなスポーツに携わる方と対談をさせていただきたいと思っています。何より1年間をかけて、いろんなスポーツを。アメリカだったら四大スポーツ。肌で感じて勉強したいと思ったので、その1年にしようと思います」
引用元:Full-Count
杉谷拳士さんのキャラクターからいっても、バラエティ番組にはどんどん出るんだろうなとは思っていましたが、これから先のことをしっかりと考えて計画を立てているところがさすがですね。
杉谷拳士がついに社長に
3月26日に行われた 西武ライオンズのベルーナドームでの始球式では「無職の杉谷拳士です。」と自己紹介していました。
まさかのスルーで爆笑の始球式。
このときの自称「無職」から、2週間も経たずには社長報告を行いました。
杉谷拳士が会社を設立
4月7日、会社設立報告会が行われました。
引退してから5ヶ月後の会社設立。
テレビ番組にも出演して、WBCの取材でアメリカにも行き、そして会社設立!この行動力、バイタリティが素晴らしいです!
会社のロゴの前で腕組みする姿が決まっていますね。
会社名は『株式会社 ZENSHIN CONNECT』です。
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会社名の『ZENSHIN(前進)』の思いについては
現役時代に栗山監督からいただいた「前進」「拳士は拳士らしく前に進めるだろう」その言葉が今でも僕の背中を押していただいています。
杉谷拳士さんの実行力には、栗山監督の言葉があったんですね。
現役を引退した選手に、これほどの影響力を与える栗山監督も素晴らしいです。
杉谷拳士さんと栗山監督との繋がりはこれからもずっと続いていくのでしょうね。
杉谷拳士社長のZENSHIN CONNECT
会社の理念は、挑戦する人を応援し、笑顔があふれる繋がり(CONNECT)だそうです。
なんとなくいつのまにか企業している人もいる中で、会社設立報告会で堂々と発言するところがかっこいいです。
杉谷拳士のZENSHIN CONNECTは何をする会社
僕たちが考えてる前進とは目標ができること、その目標に向かって新たな一歩を踏み出すこと、コネクトして皆さんと前進していきます。
挑戦にあふれる世界の実現、野球人口の拡大に貢献したい、セカンドキャリアに進む選手たちの選択肢を増やしたいという思いがあったそうです。
そして、それに向けて どうしても仲間が必要だったので会社を起こしたと語っています。
4つの分野で、「ZENSHIN ビジネス」と称した事業を展開します。
- スポーツ界における「前進」の支援
- 学校における「前進」の支援(主に高等学校)
- 地域における「前進」の支援
- 国を越えた「前進」の支援
具体的には、野球教室や講演等による技術・メンタリティアップの支援、学校業務・教員業務への協力、自治体や地域産業と連携した地域の情報発信、オーストラリアへの留学の斡旋、国際交流の企画・実施など
スポーツを中心として、多岐にわたる活動を行っていくようですね。
拠点となるのは、北海道と東京の2ヶ所で、「東京の家はワンルーム。もう寝るだけの部屋って感じです。日本、世界中を飛び回ってやろうと思います」
バイタリティ溢れる杉谷拳士社長の活躍が楽しみです。
杉谷拳士が社長 引退・前進宣言から会社設立まとめ
- 杉谷拳士が「引退」ではなく「前進会見」でプロ野球選手を終わることを報告。
- 日本ハムファイターズで「前進セレモニー」を行う。
- 引退後は、テレビ番組への出演オファーや、芸能事務所からの連絡が殺到。
- 引退から5ヶ月後に「会社設立報告」を行う。
- 栗山監督からの「拳士は拳士らしく前に進めるだろう」の言葉に背中を。押してもらった。
- 会社名の「ZENSHIN CONNECT」の「前進」は、栗山監督からもらった言葉が元になっている。
現役時代は、イジられキャラとして多くの選手やファンに愛された 杉谷拳士さん。
引退後はタレントとしてバラエティ番組に出演するのかなと思っていましたが、それだけにとどまる杉谷拳士さんではありませんでしたね。
会社設立報告会で、堂々と自分の思いを語る杉谷拳士社長はとてもかっこいいです。
社長であっても、イジられキャラはそのままでいてくれそうだし、杉谷拳士さんの今後のテレビ番組出演や、事業の展開が楽しみです。