1月13日(金)TBS放送 ドラマ「100万回 言えばよかった」が始まります。
脚本は『おかえりモネ』『きのう何食べた?』の安達奈緒子さんです。
話題の人気作品を次々と手がけている安達奈緒子さんの脚本となると「100万回 言えばよかった」も期待できて、いまから楽しみです。
そんな人気脚本家、安達奈緒子さんの脚本の特徴や、脚本家となるまでの経歴やプロフィールついて調べました。
安達奈緒子 脚本家の経歴・プロフィール
出身地:神奈川県
最終学歴:早稲田大学卒業
安達奈緒子さんの生年月日は公開されていないため不明です。
子供の頃から「物語を創ることに憧れた」そうです。そして早稲田大学時代は、演劇研究会に所属していました。
早稲田大学は、”演劇の早稲田”と言われ、演劇研究会からは、映画監督の今村昌平さん、演出家の鴻上尚史さん、俳優の森繁久弥さん、堺雅人さんなど、多くの著名人を輩出していることで知られています。
大学を卒業後は、日本脚本家連盟ライターズスクールで脚本を学び、68期を修了しています。
脚本家としてのデビュー
脚本を学んでからすぐに脚本家として活動し始めたのではなく、一旦就職します。
それは「脚本の書き方は学んでも、バックグラウンドがないと書けない」と実感したからだと言います。
海外ドキュメンタリー番組の日本語字幕やナレーションを制作する会社で、台本作りを行っていました。仕事をしながらコンクールに応募する日々を送ります。
2003年 『僕らの未来に子供たちはイエスと言うか』で、第15回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞
2004年 フジテレビスペシャルドラマ『冬空に月は輝く』の脚本でデビューしました。
脚本家から遠ざかる
念願の脚本家デビューを果たしたましたが、その後、出産、育児、主婦業で多忙となり脚本家としての活動から遠ざかることになります。
企画書を作成しても採用されない日々が続いたそうです。
脚本家として復帰
2010年代から、再びコンテストに挑戦するようになります。
そして、2011年 フジテレビ月9ドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』で脚本家として復帰します。
2012年 月9ドラマ『リッチマン、プアウーマン』
2014年 月9ドラマ『失恋ショコラティエ』
2017年 月9ドラマ『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON』
フジテレビの人気ドラマの脚本を次々と手がけて、脚本家のとしての地位と知名度を確立します。
【10/29号 発売中】連続テレビ小説〈#おかえりモネ〉特集では、脚本を手がけた #安達奈緒子 さんのメッセージを掲載!
2年以上、本作と向き合ってきたという安達さん。全24週を書き終えた今の気持ち、そしてヒロイン #清原果耶 さんへの思いを語ります。#NHKステラhttps://t.co/UhW4Ha3oZ5 pic.twitter.com/kDsidNfi0i
— NHKウイークリーステラ (@nhk_stera) October 20, 2021
安達奈緒子 脚本の主な受賞歴
2018年 『透明なゆりかご』 第13回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 脚本賞
2019年 『きのう何食べた?』 第101回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞
2019年 『透明なゆりかご』『きのう何食べた?』 東京ドラマアウォード 脚本賞
2021年 『おかえりモネ』 芸術選奨文部科学大臣新人
【事務局公式】#東京ドラマアウォード 2019 個人賞部門の表彰です。
脚本賞は、系統の違う2作品の脚本をしっかり書き上げた #安達奈緒子 さん( #透明なゆりかご #きのう何食べた? #何食べ)、演出賞は人気原作漫画の雰囲気そのままに演出した #福田雄一 監督 (#今日から俺は!!) に贈られました! pic.twitter.com/LfSrkTLqg1— 国際ドラマフェスティバルinTOKYO (@drafes) October 29, 2019
安達奈緒子の脚本の特徴
『おかえりモネ』の演出家一木正恵さんが、安達奈緒子さんの脚本について語っています。
安達奈緒子脚本の最大の魅力は、視聴者との信頼関係の上で成り立つ高度で繊細なセリフ。そこから導かれるうそのない芝居の情感、と考えています。
わかりやすい事件や対立は起きない。人はそうやすやすと心情を吐露しないし、大切なことほどことばにはならない。そんな人のもどかしさやいじましさを描くことから一歩も退かない信念が貫かれています。
引用元:文春オンライン
TVガイド15代目編集長で、優秀な脚本家に贈られる「向田邦子賞」の運営に長く携わる、武内朗さんのコメントです。
日常と非日常を並行して描き、多くの出来事を多彩な側面からバランス良く見せるのが巧みな作家
柔らかく優しい語り口でシリアスな現実をきちんと描くテクニックが素晴らしい
ハードなテーマとハートウォーミングなリアリティーが共存していて、それが日常のセーフティーネットになっている。安心して見ていられる。テレビドラマの作家にとって大切な資質だと思います。
人が人を想う。そのシンプルな心の動きを丁寧に描きながらも、どこかポップさがあるから、見守っている視聴者もつい微笑ましい気持ちになる。
ヒューマン性とエンタメ性を兼備したラブストーリーを描ける作家だと言えるだろう。
引用元:TVガイドみんなドラマ
ドラマの関係者から絶大な信頼を得ていることがわかりますね。
井上真央、2023年1月スタート「100万回 言えばよかった」で16年ぶりにTBS連ドラ主演 共演は佐藤健&松山ケンイチ#金ドラ100万回言えばよかった #井上真央 #佐藤健 #松山ケンイチ #安達奈緒子https://t.co/t7JdsreZkh
— ザテレビジョン (@thetvjp) November 16, 2022
安達奈緒子の脚本まとめ
- 早稲田大学時代は演劇研究会に所属していた。
- 日本脚本家連盟ライターズスクールで脚本を学ぶ。
- フジテレビヤングシナリオ大賞受賞し、『冬空に月は輝く』で脚本家デビュー
- 出産、育児、主婦業で脚本家活動から遠ざかる
- 『大切なことはすべて君が教えてくれた』で脚本家として復帰
- 次々とヒットドラマを手がけ人気脚本家の地位を確立
安達奈緒子さんの脚本の『100万回言えばよかった』は、切なくて温かいファンタジーラブストーリーです。
安達奈緒子さんの完全なオリジナル作品で、これからが楽しみですね。