神田伯山のすごさとは?師匠は人間国宝の神田松鯉、人気講談師の生い立ちから現在まで

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12月23日(金)TBS放送 A-Studio+のゲストに講談師、神田伯山さんが出演します。

神田伯山さんは、いま最もチケットが取れないと言われている人気の講談師です。

テレビではよく見かけますが、講談師ってあまり馴染みがなくてよくわかりませんでした。

それでも、神田伯山さんの話には力と勢いがあり、聴いているとぐいぐいと惹きこまれるものがあります。

そこで、神田伯山さんのすごさは何か、なぜ人気なのか、神田伯山さんの生い立ちや、師匠である人間国宝の神田松鯉さんについて調べました。

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神田伯山のすごさとは

古典芸能の講談ですが、わたしは神田伯山さんがテレビに出るようになるまで、講談には馴染みがありませんでした。

現在、講談師は90人くらいしかいないそうです。それほど低迷していた講談の世界にスポットライトを当てて、講談の魅力を世間に伝えたのが神田伯山さんです。

講談とは?落語との違い

落語は創作の物語を、主に「会話」で噺を進めます。身振り手振りを交えながら演じて、噺の最後に「オチ」をつけます。

講談は、高座に釈台(しゃくだい)と呼ばれる小さな机を置いて、張り扇で釈台を叩いて音を響かせながら、史実に基づいた物語をメリハリをつけて語ります。

昔は、実際に本を釈台に置いて、本を読み聞かせていました。

そのため、講談は「読む芸」、落語は「話す芸」と言われています。

現在では、講談で本は置かなくなりましたが、昔の名残で今も釈台を置いているそうです。

釈台がないと、扇で膝や手を叩かないといけないので音の響きも違ってくるでしょう。昔の名残というだけでなく、勢いのある音を響かせるためにも やはり釈台は必要なんだと思います。

神田伯山が注目されたラジオ番組

2017年 ラジオ番組『神田松之丞 問わず語りの松之丞』が始まりました。

まだ神田伯山を襲名する前の、神田松之丞の名前で活動をしていた頃です。

ボヤきや悪口を連発する毒舌で、一切の遠慮なく他人を「ディスる」本音トークが面白いと話題になりました。

現在は、いろんなところで「コンプライアンス」が頻繁に言われるようになり、過激な発言はネットで炎上することもあります。

メディアに登場する人は 以前より言動に注意したり、できるだけ指摘を受けないような言葉を選ぶようになったと思います。

そんな中で、神田伯山さんは、悪口や毒舌を笑いにする技を持っていました。

それがただの悪口として下品にならないのは、伯山が話芸の人だからこそ。声のトーン、間の取り方、フォローも絶妙。シゲフジくんという「笑い屋」を起用したのも伯山本人のアイデアです。

引用元:BURTUS

神田伯山の人気が全国区に

ラジオ放送が開始されてから、講談の興行での集客が跳ね上がって増えたそうです。

ラジオの次はテレビから声がかかり、知名度は全国区に広がりました

そして 2020年2月、6代目神田伯山を襲名しました。

お披露目の興行が行われた新宿末廣亭では、チケットを取るために徹夜で並ぶ人までいたそうです。

襲名と同時にYouTubeチャンネルを開設。

それは「公演に足を運んでもらうため」だそうです。

ラジオで「人」を、テレビで「顔」を、動画で「芸」を知ってもらう。そして最終的には「公演に足を運んでもらう」。これが私たちのゴールです

引用元:BURTUS

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神田伯山の師匠は人間国宝

神田伯山さんの師匠は、三代目 神田松鯉(かんだ しょうり)さんです

2019年 重要無形文化財「講談」の保持者として各個認定されて、人間国宝となりました。

現在、お弟子さんは神田伯山さんを入れて8人います。

古典芸能の師匠って厳しくて近寄りがたいイメージがありますが、神田松鯉さんはまったく違うようです。

伯山の師匠である神田松鯉の穏やかさ、優しさは「神様」のようだ

引用元:文集オンライン

穏やかで優しい人はいても、神様のようだとまで表現されるとは素晴らしいですね。

神田伯山さんは、神田松鯉さんに弟子入りした理由を、松鯉はずっと浸っていたいようなたまらない講談師だったから。と言っています。

講談の芸も、人間的にも、人間国宝にふさわしい人柄が感じられますね。

 

神田伯山生い立ちから現在

神田伯山のプロフィール

本名:古舘 克彦(ふるたち かつひこ)
生年月日:1983年6月4日
出身地:東京都豊島区池袋
血液型:A型
趣味:落語を聴くこと

父親との死別

神田伯山さんが小学4年(10歳)のときに父親が亡くなりました。42歳の若さで自殺だったそうです。

子供の頃を振り返ると、心の病気だったのかと思うこともあったようです。

それまでは、とびきり明るい性格だった神田伯山さんが、父親の死で変わったそうです。

今までのように明るい人気者として振る舞っていても、父親のことを考えて笑うことに罪悪感を覚えるようになったと言います。

親の自殺というのは、やはり子供心にも相当ショックが大きかったのでしょう。中学、高校でも ずっと同じ気持ちを抱えていたそうです。

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立川談志との出会い

高校生の頃、立川談志さんに出会います。

浅草演芸ホールの寄席で、開演前からずっと緊張して立川談志さんの登場を心待ちして、立川談志さんが高座に登場して会場の空気が一変した瞬間に立川談志さんを好きになった そうです。

後から当時のことを振り返って、何故私はあの場で弟子入りをしなかったのだろう。今でも不思議に思う。と言っています。

神田松鯉師匠に弟子入り

将来は落語の道に進むことも考えてたそうですが、神田伯山さんは講談を選びました。

それは、立川談志さんとは別の意味で、講談師の神田松鯉さんに惚れ込んだからだそうです。

そして、2007年 三代目 神田松鯉に入門し「神田松之丞」を命名

2020年 真打に昇進するのと同時に 六代目 神田伯山を襲名

そして現在、「100年に一度の天才」、「いま最もチケットが取りにくい講談師」となりました。

爆笑問題の太田光さんは、いずれは人間国宝になる器だと言っています。

松之丞を見たときは楽しみだなって思った。この先、伝統芸能の世界で、いずれは人間国宝になるような器だと思うし。講談を聴きたい人間にとっては、そういう人が出てきたのはうれしいかぎりだよね。

引用元:Newsweek

神田伯山のすごさとは?まとめ

人気講談師の神田伯山さんのすごさ。人間国宝の師匠、生い立ちについて調べました。

  • 神田伯山はラジオ番組での毒舌が話題となり興行の集客が跳ね上がる。
  • テレビに出演するようになり人気は全国的に広がる。
  • 2020年2月、六代目 神田伯山を襲名
  • 襲名と同時にYouTubeチャンネルを開設。
  • 神田伯山さんの師匠は、人間国宝の三代目 神田松鯉
  • 神田伯山の生い立ちから現在まで。

神田伯山さんの独演会のチケットは即日完売、立ち見、札止めが恒例となっています。

太田光さんが言うように、将来 師匠の神田松鯉さんに続いて、神田伯山さんも人間国宝になってほしいですね。

これからも神田伯山さんの活躍に注目していきたいと思います。

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