12月2日(金)日本テレビ 金曜ロードショー『天使にラブ・ソングを…』が放送されます。
『天使にラブソングを』は今までも何度も放送されていますが、わたしも大好きな映画で何度観ても面白いし、元気が出る映画です。
そこで『天使にラブソングを』の裏話と、ウーピー・ゴールドバーグの現在について調べました。
『天使にラブソングを』裏話
1992年に公開された『天使にラブソングを』は、世界中で大ヒットしたコメディーで、主演のウーピー・ゴールドバーグの当たり役です。
そんな『天使にラブソングを』の制作、撮影にどんな裏話があったのでしょう。
主演はウーピー・ゴールドバーグではなかった
当初はベッド・ミドラーを主役として脚本が作られていました。
出典:Wikipedia
しかし、ベッド・ミドラーが心変わりをして降板してしまい、企画は一旦止まってしまいます。
その後、ウーピー・ゴールドバーグが主演に決まり、企画が再開しますが、脚本はベッド・ミドラーをイメージして書かれていたため修正が必要となりました。
何人もの脚本家が参加して書き直されたことで、内容は当初の企画から大きく変更されたそうです。
モデルは実在の修道女
映画製作にあたり、コネチカット州ベツレヘムにあるレジーナラウディス修道院へ取材に行きます。
この修道院の院長マザー・ドロレス・ハートは修道女になる前は、女優としてハリウッドで活躍していました。
ドロレス・ハートは、1957年エルヴィス・プレスリーの相手役として映画デビューし、9本の映画に出演。女優・ダンサーとして活躍しました。
出典:Amazon
まさしく『天使にラブソングを』の主人公デロリスと似た経歴を持っています。
彼女は、アカデミー協会員で、アカデミー賞の投票権を持つ、世界で唯一の修道女だそうです。
ドロレス(Dolores)から名前を取って、『天使にラブソングを』の主役の名前はデロリス(Deloris)と決めたそうです。
撮影場所は高級住宅地
映画の舞台となる聖キャサリン修道院は、治安の悪いスラム街にあり、修道女たちが周辺の清掃を行い、住民が多く訪れる場所になります。
しかし、実際に映画の撮影が行われたのは、カリフォルニア州サンフランシスコの高級住宅街ノー・バレーにある、聖ポールズ・カトリック教会です。
教会の近隣はセットで作られたのではなく、実際のお店や住宅を汚して、ゴミを撒き散らし、エキストラにはお酒やタバコを持たせて、高級住宅地にスラム街の雰囲気を作り上げたそうです。
カジノでいたずらをする出演女優
カジノのシーンは、ネバダ州のリノというカジノ都市で撮影されています。
修道女役の女優たちは、カジノやバー、宿泊先のホテルで修道女の衣装のままでお酒を飲んだり、ストリップクラブへ入ったりして、周りの人たちを驚かせていたそうです。
ブルース・ブラザースがいる!
ローマ法王の前で歌を披露するラストシーンで、教会の入り口にブルース・ブラザースと思しきシルエットがあります。
黒のスーツに黒のソフト帽、ノッポとデブの凸凹コンビ。
出典:YouTube
トリプルロック教会の、ジェームス・ブラウン牧師の説教シーンで、教会の入り口に並んで立っているブルース・ブラザース。この後、神の啓示を受けてゴスペルにのって踊りまくります。
出典:YouTube
並びは左右逆だけど、どちらも正面の1番奥、ステンドガラスの前で2人並んでいるシルエットは、まさしくブルースブラザーズ。
しかも『天使にラブソングを』にいるブルース・ブラザースは一瞬ではなく、ずーっと最後までいます。
きっとここでも踊りたかったに違いありません。
ウーピー・ゴールドバーグの現在は?
ウーピー・ゴールドバーグは、1955年11月13日生まれで、現在67歳です。
最近は、あまり新しい作品の情報を聞かないウーピー・ゴールドバーグですが、現在はどんな様子でしょうか。
ウーピー・ゴールドバーグの最新の作品と、活動について調べました。
ウーピー・ゴールドバーグの最新作
2017年公開の映画『ナインイレヴン 運命を分けた日』にメッツィー役で出演
アメリカ同時多発テロ事件によりワールドトレードセンタービルのエレベーターに閉じ込められた男女5人を描いています。
出典:Amazon
TVシリーズでは2022年『スタートレック:ピカード』にガイナン役で出演しています。
パトリック・スチュワートがウーピー・ゴールドバーグに「スター・トレック」への復帰を招待
髪の毛は白くなって(頭皮部分は黒いので自毛ではないでしょう)体型もボリュームアップしていますが、元気そうな姿が見れて嬉しいですね。
問題発言で出演停止
2022年1月、ウーピーゴールドバーグがナチス問題について発言
「ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)は人種問題ではなく、人間が他の人間に行った残虐行為の問題だ」と発言しました。
これが問題となり、ウーピーゴールドバーグが司会を務める「ザ・ビュー(The View)」への出演が2週間停止されました。
発言の後ツイッターに「『人種問題ではなく、人間が他の人間に行った残虐行為の問題だ』と言いましたが、その両方だと言うべきでした」と投稿し謝罪しています。
メーガン妃に意見
2022年10月、英国のメーガン妃が、自身のポッドキャストの番組で、駆け出しのモデル時代に出演していた番組について語っていました。
毎回セクシーな衣装を着て、賞金の入ったスーツケースを開ける役を務めていたことを「見た目だけで中身のないモノ扱いだと感じ途中降板した」と話していたそうです。
これに対し、ウーピー・ゴールドバーグは「ザ・ビュー(The View)」の中で
「あなたは女優としてその仕事を取っただけのこと。この業界は理想的なことばかりではない。嫌な役を演じることもある」と一蹴。
さらに「出演者たちは、あなたが思っているようにはあなたのことを見ていなかったと思う。なぜなら、彼らは”賞金が欲しい”ってことしか考えていなかったと思うから」と述べ、自意識過剰だと批判した。
引用元:日刊スポーツ
映画の出演は減りましたが、自身のトーク番組を持ち、しっかりと辛辣なコメントを繰り出すあたり、ウーピーゴールドバーグはまだまだ健在で安心しました。
まとめ
『天使にラブソングを』の裏話とウーピー・ゴールドバーグの現在の作品と活動についてまとめました。
- 企画当初の主演はウーピーゴールドバーグではなかった
- 『天使にラブソングを』のモデルは実在の修道女
- 撮影場所は高級住宅地
- カジノでいたずらをする修道女役の女優たち
- 撮影の教会にブルース・ブラザースがいる
- ウーピーゴールドバーグの最近の活動
裏話を知っていると、映画を観て別の楽しみもできますよね。
そして、現在のウーピーゴールドバーグが相変わらずの毒舌で活躍していることもわかり嬉しいです。
これからの活躍も楽しみにしたいです。