WBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)で、侍ジャパンのメンバー、ラーズ・ヌートバー選手が大活躍をみせてくれています。
ガッツあふれるブレーと人懐っこい笑顔で、侍ジャパンのメンバーからもファンからも愛される中心選手となりました。
そんなラーズ・ヌートバー選手の両親、母親は日本人、父親はオランダ系アメリカ人ですが、ふたりの馴れ初めが気になります。
そして、ラーズ・ヌートバー選手のミドルネームである“タツジ”の由来となった、祖父 榎田 達治さんは どんな人でしょうか。
ヌートバー選手の両親の馴れ初めは
多くのメディアに登場する母・久美子さん、明るくてお茶目で気さくでな人柄が感じられますね。
国際結婚をした両親、久美子さんとチャーリーさん、ふたりはどこで出会って、どのように交際に至ったのでしょうか。
ヌートバー選手の両親が出会ったきっかけ
母親の久美子さんの出身は埼玉県東松山市です。夫となるチャーリーさんと出会ったのは 30年以上前のこと。
久美子さんは、交換留学生として カリフォルニア・ポリテクニック州立大学へ語学留学しました。
その大学で、日本に興味のあるアメリカ人として紹介されたのが、副専攻で日本語を学んでいた チャーリーさんでした。
そのときは交際には発展せず、久美子さんは帰国します。
ヌートバー選手の両親の運命的な再会
チャーリーさんは、日本語の勉強を続けるため 日本に留学する予定となっていました。
滞在先は久美子さんの実家の近くの埼玉県坂戸市のホストファミリーです。
地元が近いことから「どこかで会えるかもね」と話していたそうです。
しかし、日本にくる直前になってチャーリーさんは滞在予定のホストファミリーからドタキャンされてしまいます。
行くあてのなくなったチャーリーさんに、久美子さんは「じゃあうちに滞在する?」と、気さくに声をかけました。
それが縁となり結婚に至ったふたり。
チャーリーさんもきっと 久美子さんの明るくて気さくな人柄にひかれたのでしょうね。
出典:NHK NEWS WEB
そして、久美子さんの友人とはいえ、急にホストファミリーとして外国人を受け入れた 久美子さんのご両親(ヌートバー選手の祖父母)も素敵です。
久美子さんの気さくな人柄は、ご両親から引き継いだのでしょうか。
予定していたホストファミリーから突然受け入れ拒否されるなんて、ほんとツイてないって思ってしまいますが、それが縁になって結婚したのですから、なんだか運命的ですね。
ヌートバー選手の祖父・達治さんってどんな人
ヌートバー選手の祖父・榎田達治さんは、埼玉県東松山市在住で現在84歳です。
ヌートバー選手のミドルネーム“タツジ”の名前の由来になったのが、この達治さん。
祖父・達治さんは元祖たっちゃん
達治さんも幼少の頃は「たっちゃん」という愛称で育ったそうです。
ヌートバー選手が来日して、侍ジャパンのユニフォームを着た翌日のスポーツ新聞は全部買ったという達治さん。
孫が新聞の一面を飾るんですから それは嬉しいですよね。
ご自身と同じ愛称「たっちゃん」と書かれたスポーツ紙を手にする祖父・達治さんと、祖母・和子さん。
お二人共笑顔が優しくて素敵です。
出典:YAHOO!ニュース
ヌートバー選手の兄・ナイジェルさんのミドルネームは「エノキダ(榎田)」、姉・ニコールさんのミドルネームは「ナツミ(夏海)」です。
達治さんは、末っ子のヌートバー選手にも日本名が付くだろうと思っていたそうですが、まさか自分の名前だとは想像していなかったようです。
ラーズに「達治(タツジ)」がつけられたことは大変うれしく、また光栄に思っております。日本代表として選ばれたからには、野球世界一を目指して精いっぱい頑張れ!!の一言です。
引用元:YAHOO!ニュース
孫が自分と同じ「たっちゃん」と呼ばれて、侍ジャパンのチームメイトやファンから愛されているのは、元祖たっちゃんである祖父・達治さんも、とても嬉しいでしょうね。
祖父・達治さんは地元では有名人
東松山市の市議会議員を務めていたこともあり、森田光一市長とも親しいようです。
森田光一市長はテレビのインタビューで「(ヌートバー選手の)おじいちゃんはとても私、懇意にしていまして、市議会議員時代は一緒に議員もやっていたんですよ」と語っていました。
達治さんは、東松山市では有名人のようですね。
【祖父 #榎田達治 さんから #ヌートバー 選手への応援メッセージ】
3月15日(水)、ヌートバー選手への応援メッセージを東松山市役所に来庁した祖父 #榎田達治 さんからいただきました。#WBC #東松山 #タツジ #たっちゃん pic.twitter.com/nX0fBbR7hV— 東松山市公式 (@e_matuyama_city) March 15, 2023
ヌートバー選手の幼少の頃の思い出
ラーズ・ヌートバー選手の兄と姉は、母・久美子さんが 外国で出産するのが不安だったのもあり、日本に帰国して出産したそうです。
しかし3人目のラーズ・ヌートバー選手のときは、幼少の上2人を連れてくるのが大変だということもあり、アメリカで出産しました。
ヌートバー選手が幼少の頃、祖父母の家に訪れたこともあるそうです。
母・和子さん(81)は「明るくてかわいい子です。(幼少期に)うちから帰るときに『帰らない、帰らない』と空港まで泣いていたけど」と懐かしんだ。
引用元:サンスポ
人懐っこいラーズくんは、日本にも祖父母にもすぐに懐いたのでしょうね。
祖母・和子さんも、孫のラーズくんが可愛くてたまらなかったでしょう。
ヌートバーの両親の馴れ初め、祖父 達治さんのまとめ
- ヌートバー選手の母・久美子さんが語学留学したカリフォルニアの大学で、父・チャーリーさんと出会う。
- チャーリーさんが日本に留学する直前、ホストファミリーからドタキャンされる。
- 行くあてのないチャーリーさんを、久美子さんの実家がホストファミリーとして受け入れたことがきっかけとなり結婚。
- ヌートバー選手のミドルネームの“タツジ”は、祖父・達治さんが由来となっている
- 祖父・達治さんも幼少の頃は「たっちゃん」という愛称だった
- 達治さんは地元で市会議員を務めたこともあり、森田光一市長とも親しい間柄
- ヌートバー選手は幼少の頃、祖父母の家を訪れて「帰らない」と泣いていた。
侍ジャパンの指揮官の栗山監督が「彼と話したら、もう100%全員が好きになる」と言ったとおり、すっかりファンの心をつかんだヌートバー選手。
ヌートバー選手の明るくて気さくな性格は、母・久美子さん、そして祖父・達治さんから受け継いだのでしょうか。
ヌートバー選手が、この後もWBCの試合でどんな活躍を見せてくれるか楽しみですね。