パリオリンピックで、射撃の混合エアピストルで銀メダルを獲得した選手が「無課金おじさん」と話題を呼んでいます。
自国の名前が書かれたTシャツを着て、普通のメガネをかけたラフな恰好のおじさんがエアガンを撃つ姿があまりにも自然すぎて本物の「ヒットマン」のよう。
さらに、SNSで猫を肩に乗せている写真も紹介され「トルコのヒットマンおじさん、猫おじさんだった」とまたまた話題に。
この無課金おじさんの正体は何者でしょうか？
・無課金おじさんのプロフィール
・無課金おじさんの経歴
・無課金おじさんの射撃のキャリア
・無課金おじさんの海外の反応
などについてまとめました。
なぜ無課金おじさん？
パリオリンピックの10mエアピストル混合団体種目で「無課金おじさん」ことユスフ・ディケチュ選手が登場して、パートナーのセブヴァル・イライダ・タルハン選手とともに銀メダルを獲得しました。
他の選手が競技用のゴーグル、耳当てなどの装備をして競技に挑む中、ディケチュ選手は専用装備は一切なしのあまりにも普通すぎる姿。
この装備のない私服のような姿が、ゲームで一切お金をかけずに強くなった「無課金プレイヤー」のようだと話題になり、SNS上で「無課金おじさん」と呼ばれるようになりました。
無課金おじさんのプロフィール・経歴
- 名前：ユスフ・ディケチュ
- 生年月日：1973年1月1日 51歳（2024年8月現在）
- 職業：憲兵隊下士官
- 身長：180cm （5フィート 11インチ）
- 体重： 80kg （176 ポンド）
- 趣味：ダンス
- 座右の銘：「成功はポケットに手を入れたままでは手に入らない」
座右の銘がまるでギャグのような「成功はポケットに手を入れたままでは手に入らない」ですが、ポケットに片手を入れてしっかりとメダルを手を入れましたね。
無課金おじさんの経歴
トルコのカフラマンマラシュ県ギョクスン郡タソルク村で生まれ、地元で中等教育を終了。
カフラマンマラシュ県はとても自然豊かの場所のようです。
出典：Wikipedia
1994年、アンカラの憲兵隊の軍事学校に入学。卒業後 伍長となり任務に就きます。
1999年、再び憲兵隊の軍事学校に入学。1年後 軍曹として卒業。
イスタンブールで1年間勤務した後、トルコ憲兵隊のスポーツクラブであるアンカラのジャンダルマ・ギュジュに任命されました。
2001年、28歳でスポーツ射撃を始め、それ以来ナショナルチームで競技を続けています。そして大学で体育とスポーツの教育を受けて軍人だけではなくスポーツマンとしてのキャリアもスタートしました。
無課金おじさんの射撃のキャリア
ディケチュ選手選手の射撃のキャリアは非常に輝かしいもので、トルコチャンピオンに何度も輝き、ピストル競技のさまざまなカテゴリーで国内記録保持者でもあります。
2006年、ルウェーで開催されたCISM世界軍人競技大会で25mセンターファイアピストル競技で597ポイントを獲得し、世界新記録を樹立しました。
それ以降、世界選手権、ヨーロッパ選手権、ワールドカップなどの大会で、いくつものメダルを獲得しています。
装備なしの銀メダルで世界に衝撃
他の競争相手の多くがハイテクな専用ゴーグル、耳当て、バイザーを着用していた中で、普通のTシャツに普通のメガネを着用 ほぼ目立たない耳栓をし、片手をズボンのポケットにさりげなく入れて競技に挑みました。
あまりにも自然すぎてカッコいい！
Ald???m bu madalyay? ba?ta Omer Halisdemir olmak uzere tum 15 temmuz ?ehitlerine ithaf ediyorum. pic.twitter.com/Nue3hGDyzN
— Yusuf Dikec (@Ysfdkc_) August 1, 2024
ディケチュ選手の「一見無頓着」で「明らかにカジュアルなスタイル」は 世界中の話題になりました。
無課金おじさんは猫好きおじさん
ディケチュ選手のインスタでは、クリーム色の猫を肩に乗せて、猫がリラックスしてウトウトしている写真が紹介されています。
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映画の 伝説の殺し屋ジョン・ウィックになぞらえての書き込みも。
John Wick had a dog. This man has got a cat. Not a single difference!!
（ジョン・ウィックは犬を飼っていた。この男は猫を飼っている。何一つ違いがない!!）
SNSでも「無課金おじさん」に続く「猫おじさん」との書き込みが急増
「トルコの無課金おじさん、じゃあ普段どこに課金してるんだよなと思ったら、めっちゃ猫に課金してた」
「トルコのヒットマンおじさん、猫おじさんだった」
「銀メダルおじさんが、普段はただの猫好きのオジサンだと判明し、めっちゃおもしろい」
無課金おじさん 海外の反応
世界中でディケチュ選手のラフなスタイルに注目が集まっています。
ディケチュ選手への世界の反応をまとめました。
No lens, no headphones, just vibes ?? Turkey’s Yusuf Dikec wins silver and fan’s hearts
（レンズもヘッドフォンもなし、ただバイブだけ？？トルコのユスフ・ディケチュが銀メダルとファンのハートを勝ち取る）
Turkey sent a 51 yr old guy with no specialized lenses, eye cover or ear protection and got the silver medal
（トルコは、特殊なレンズ、アイカバー、耳栓を装着せずに51歳の男性を送り込み、銀メダルを獲得した。）
Az kald?, yak?nda John Wick 5 icin teklif gelir boyle devam ederse…
（そろそろですね、このままだともうすぐ『ジョン・ウィック５』のオファーが来るでしょうね…。）
I’m sure, after receiving his medal, he put both his hands in pockets and casually strolled away whistling.
（メダルを受け取った後、両手をポケットに入れて、口笛を吹きながら何気なく立ち去ったに違いない。）
While other athletes wore glasses and earmuffs to prevent shaking, he wore no equipment, put one hand in his pocket, and took the ??using only his body and his gun.
（他の選手が震えを防ぐためにメガネと耳当てをつけていたのに対し、彼は装備を身につけず、片手をポケットに入れ、体と銃だけを使ってゴールを決めた。）
In stark contrast to competitors, who were equipped with specialised gear, custom goggles, lenses to prevent blur, and ear protection, Dikec wore prescription glasses and standard earplugs. Bravo!
（特殊な装備、特製ゴーグル、ぼやけ防止レンズ、耳栓を装備した競技者とは対照的に、ディケチュ選手は度付きメガネと標準的な耳栓を着用していました。ブラボー！）
Yusuf Dikec, who became a Turkish social media phenomenon after winning silver medal in shooting at Paris Olympics in relaxed posture with one hand in pocket, repeats his iconic pose pic.twitter.com/qsGw0k9vJh
— Turkiye Today (@turkiyetodaycom) August 1, 2024
トルコ無課金おじさんの経歴・海外の反応は？まとめ
他の選手と違いすぎるラフなスタイルで衝撃を与え 世界中の注目を集めた「トルコの無課金おじさん」ユスフ・ディケチュ選手の経歴や海外の反応についてまとめました。
海外ではもちろん「無課金おじさん」というネーミングはついていませんが、多くの人がディケチュ選手のスタイルとクールな佇まいに惹かれたようですね。
単にそのスタイルが注目されただけではなく、銀メダルを獲得する本物の実力を兼ね備えていることも多くのファンを惹きつけたのでしょう。
さらに「猫好きおじさん」の一面も射撃のクールさとギャップがあって一層話題となりました。
４年後、2028年ロサンゼルスオリンピック で金メダルを目指してほしいですね。
