全日本プロレスで絶大な人気の斉藤ブラザーズ。
宮城県のミヤギテレビ『OH!バンデス』の人気コーナー『TAXIめし』で、兄弟の仲の良い絶妙な掛け合いが微笑ましいですね。
大相撲の力士時代も2人で一緒に入門しているし、プロレスも弟のレイ選手が兄のジュン選手を誘って一緒に入門し、タッグを組んでます。
そんな仲良し兄弟で、良いタッグパートナーでもある斉藤ブラザーズのジュン選手とレイ選手。
2023年12月31日、ジュン選手とレイ選手のシングルマッチ・兄弟対決が行われましたが、これが初めての対戦ではありません。
2021年6月26日に、初の兄弟対決を行っています。
そこで、斉藤ブラザーズの兄弟対決の結果とコメント、斉藤ブラザーズはなぜ強くなったのか、子供時代のエピソードなどを調べました。
斉藤ブラザーズの兄弟対決の結果
仲良し兄弟の斉藤ブラザーズは、第50回目「2023年度プロレス大賞」新人賞に輝きました。
「最優秀タッグ」は惜しくも1票差で逃してしまいましたが、「タッグはこれから毎年、毎回狙って。毎年取っていけばいい」と 2024年度以降の活躍を誓っています。
そんな仲良し兄弟で、タッグパートナーでもある斉藤ブラザーズが対戦することになったのはなぜでしょうか。
これまでの兄弟対決
最初にシングルマッチの兄弟対決をしたのは、2021年6月26日 大田区総合体育館大会です。
そして、2回目の対決は「2023年度プロレス大賞」新人賞に輝いたことがきっかけです。
2023年12月21日、「斉藤ブラザーズ VS 青柳兄弟」の兄弟タッグ同士の対決が行われ、斉藤ブラザーズが勝利しました。
その試合後、弟の斉藤レイ選手が、兄の斉藤ジュン選手に兄弟対決を持ちかけました。
「お兄ちゃん、どっちが本当の新人賞にふさわしいか興味ねえか? ジュン、俺とお前でシングルでガッチリやるのはどうだ?」
それに対して、兄の斉藤ジュン選手が応えました。
「デビューして少しして以来やってねえな、今やったら面白そうだ!」
「だがひとつお前にいいことを教えてやろう。この世に兄貴に勝てる弟なんていない。それをよーく覚えておけ。12月31日、代々木大会 お前とやってやるよ。DOOM」
出典:プロレス格闘技DX
このやり取りで、兄弟対決が実現しました。
最初から予定が組まれていたんでしょ?なんて野暮なことを思ってはいけませんよ。
プロレスにはストーリーが大事なのです!
斉藤レイ選手が「お兄ちゃん」と呼んでいるのが可愛いですね。
斉藤ジュンと斉藤レイどちらが強い?
斉藤ブラザーズのシングルマッチ兄弟対決は、2021年6月と2023年12月の2回行われています。
兄弟対決の結果とコメントを紹介します。
2021年6月 ジュンとレイ初の兄弟対決
プロレスデビューしたのは、2021年6月9日の後楽園ホール大会で、同じ月の26日に大田区総合体育館大会でジュン選手とレイ選手の初めてのシングルマッチ兄弟対決が行われました。
試合開始わずか4分で、ジュン選手の逆エビ固めが決まり、レイ選手からギブアップを奪って勝利。
ジュン選手は「兄の方が強いことを証明できて良かった」とコメントしています。
試合後にコメントをする斉藤ジュン選手
出典:日刊スポーツ
レイ選手の水平チョップを受けて、胸が真っ赤に腫れているのが痛々しいですね。
兄弟でタッグを組んで試合をしたときに、レイ選手が対戦相手の逆エビ固めで敗れたの見て「腰が弱いなと。勝てるとしたら逆エビだろうと、思い切って勝負した」と、狙った通りの勝利であることを語っていました。
この頃はまだヒール(悪役)ではなくベビーフェイス(ヒーロー)時代なので、髪もさっぱりと短く好青年ですね。
2023年12月 ジュンとレイ2回目の兄弟対決
2023年12月31日 国立代々木競技場第二体育館大会、2回目のシングルマッチ兄弟対決が行われました。
試合が盛り上がるにつれ、会場は「斉藤コール」の大合唱に包まれました。
「斉藤コール」で、ジュン選手とレイ選手のどちらも応援できるのがいいですね。
試合の終盤、激しい張り手の応酬が展開され、最後はジュン選手がラリアットから、ビッグブーツでとどめをさしました。
出典:当スボWEB
斉藤ジュン選手の「ビッグブーツ」、ネーミング通りのデカい足キックがまともにアゴにヒットしています。強烈ですね。
これで2回目の兄弟対決も、兄のジュン選手が勝利しました。
出典:プロレス格闘技DX
勝利した後の斉藤ジュン選手のコメント
「だから言っただろ。兄より優れている弟なんているわけない。だが、楽しかったぞ。お互いに成長し、また年末に斉藤ブラザーズで兄弟対決してもいいかもしれないな。また次やろうぜ、DOOM!」
これに対して、斉藤レイ選手は
「きいたぜ。次は勝つぜ!」と応えています。
兄より優れている弟もいますけどね。斉藤ブラザーズに関しては、今のところ兄の方が優勢のようですね。
双子なので、兄と弟と言ってもほとんど違いはないと思うのですが、勝負事となると兄というプライドがあるものなのですね。
斉藤ブラザーズはどうして強くなったのか
斉藤ブラザーズは兄弟で一緒に同じ相撲部屋に入門して、引退後は兄弟一緒にプロレスラーになり、タッグを組みました。
2人揃ってなぜこんなに強くなったのでしょうか。
兄に鍛えられた?
斉藤ブラザーズには10歳上の兄がいます。
幼少の頃 兄の部屋にこっそり忍び込んで本棚の漫画を勝手に読んでは、後でばれて「ボコボコにされていた」と言います。
10歳も離れているので、きっと少しは手加減してくれていたでしょう。
それでも、知らず知らずのうちに鍛えられたのかもしれませんね。
漫画を見て鍛えていた
ジュン選手とレイ選手は、幼少の頃からバトル漫画が好きだったと言います。
『グラップラー刃牙』や『はじめの一歩』などの格闘漫画に出てくる身体の鍛え方もマネしていたそうです。
超人バトルとは違って、ベースがしっかりしているリアルな格闘漫画は、取材を行った上で情報を載せているので実際に参考になるようです。
どの格闘漫画を読んでも「プロレスの基本はスクワットだ」と描いてるのを参考にして、毎日スクワットをしていたと言います。
そのため、プロレスに入門した当初から「スクワットだけはできたな」と言います。
他にも『はじめの一歩』のマネをして、タイヤをハンマーで叩く練習も行っていたそうです。
栄養補給は炭酸抜きコーラ
『グラップラー刃牙』に登場する“試合前に炭酸抜きコーラの一気飲み”も真似していたそうです。
炭酸抜きコーラはエネルギーの効率が極めて高いらしく、レース直前に愛飲するマラソンランナーもいるくらいです。
引用元:グラップラー刃牙
炭酸抜きコーラは、斉藤ブラザーズが大相撲の力士時代、周りの力士たちもみんな飲んでいたそうです。有名漫画の影響は大きいですね。
斉藤ブラザーズ 過去2回の兄弟対決のまとめ
斉藤ブラザーズの兄弟対決の結果とコメントについてまとめました。
- 2021年6月 初めての兄弟対決、逆エビ固めでギブアップを奪って斉藤ジュン選手が勝利
- 2023年12月 2回目の兄弟対決、ラリアットからビッグブーツで斉藤ジュン選手が勝利
どちらも兄の斉藤ジュン選手が勝利しています。
仲良し兄弟でタッグパートナーでも、どちらの方が強いのかというのが気になるものなんですね。
個人的には、ジュン選手とレイ選手が戦っているところはあまり見たくはないですね。
しかし、勝っても負けても遺恨を残すことなく、仲の良い姿を見せてくれるならいいです。
そしてやっぱり、お兄ちゃんの方が強くあってほしいと思います。
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