12月8日、元ジャニーズ事務所の所属タレントをマネジメントする新会社の社名「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテインメント)」が発表されました。
公募が14万件以上もあり、その中から候補にあがったのが11件の中から決定したようです。
代表取締役CEOには、エンターテインメント業界で20年以上の経営歴のある、福田淳氏が就任します。
「スタートエンターテインメント」の新体制に、取締役として井ノ原快彦さんが加わりますが、井ノ原快彦さん以外は、旧ジャニーズとは関係がない人が選ばれたそうです。
そして、新体制が発足されて「SMAPの再結成」が動き出すという話が出ています。
「SMAP再結成」はファンはもちろんのこと、ファンではない人でも興味深いし楽しみなのではないでしょうか。
新会社は来春ごろに本格的に始動する予定とのことですが、「SMAP再結成」は本当にあるのでしょうか。
国民的アイドル「SMAPの再結成」の可能性と、SMAPグループ編成におけるジャニー喜多川さんの戦略についてまとめました。
SMAPの再結成の可能性
代表取締役CEOに就任した福田淳氏は、元々は音楽プロデューサーで、SMAPのデビュー当時から、SMAPの才能を見込んで強く推していたと言われています。
そして、元SMAPのマネージャーで、現在『新しい地図』の飯島三智社長とも旧知の仲です。
飯島三智社長が、福田淳氏とタッグを組んで動き出す可能性も考えられることから「SMAP再結成」の話が上がったようです。
SMAPメンバーのそれぞれの考え
再結成されるかどうかは、もちろんメンバーの意向にかかっています。
「新しい地図」の飯島三智社長が動いて、元ジャニーズが新体制になれば、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんは反対はしないのではないでしょうか。
中居正広さんは、2020年に事務所を退所するときのインタビューで、「SMAPの再結成」について聞かれた際に「ゼロではないし、100%ないとは言えないと思います」と答えています。
「1%から99%の中」として可能性を残した発言をしています。
ネックとなっているのは木村拓哉さんで、メンバーが事務所を飛び出したことに否定的だと言われています。
しかし、木村拓哉さんはソロツアーで『夜空ノムコウ』や『らいおんハート』など、SMAP時代のヒット曲を披露していて、いまもSMAPを愛しているとも言われています。
社長から頼まれて、日本中のみならず世界中のファンが待ち望んでいるのであれば、OKする可能性はあります。
そして、オートレーサーになるためにSMAPを脱退した森且行さんも、何らかの形で加わるのではないかとの話も出ています。
本当に再結成があるかどうかは まだわかりませんが、ありえないように思われていた再結成の可能性があるという話だけでも、なんだかワクワクしてきます。
SMAPからみるジャニーズのグループ編成の戦略
ジャニー喜多川さんが、SMAPのメンバーを決めるときに中心と考えていたのは、森且行さんだったそうです。
そしてSMAPに限らず、あえて年齢差のある6人くらいのグループを作ったといいます。
戦略的な面もあるけれど、もうひとつにはデビューを待っているジュニアの数が増えすぎて、少人数でゆっくり出していくと時間がかかりすぎるという理由もあったそうです。
SMAPのプリンスは森且行
グループを編成する際に中心になるのはプリンス的な存在で、SMAPではそのプリンスが森且行さんでした。
そしてプリンスが持っていない面を考えて、周りに置くメンバーを決めていたそうです。
お笑い系の明るい性格、運動が得意のスポーツマン、かわいい弟キャラ、クールでかっこいいなどです。
まずは、プリンスが女性ファンを引き付け、足りない部分を他のメンバー全体で提供するというグループ編成にするそうです。
ジャニー喜多川さんのチーム編成における戦略に当てはまらないと、どんなに顔が良くてもデビューできないそうです。
SMAPグループ編成の誤算
ジャニー喜多川さんが、SMAPの中心と考えていた森且行さんは、他のメンバーよりも大人しくてシャイなところがあり、他のメンバーが注目されていく中で出遅れたところがありました。
1996年、NHK大河ドラマ「秀吉」への出演の話が上がったものの、結果的に役を得たのはTOKIOの松岡昌宏さんでした。
同じ事務所の後輩に役を取られた森且行さんのショックは大きかったそうです。
このまま活動を続けていくことへ悶々とした気持ちがある中で、もともと好きだったオートレースの試験を受けて合格したことをきに、脱退してオートレースの道へ進むことを決意しました。
ジャニー喜多川さんが、中心と考えていた森且行さんが、これからというときに脱退したことで、ジャニーさんとメリーさんの怒りは大きかったといいます。
SMAPはなぜ国民的アイドルになったのか
SMAPは1988年に結成されて、1991年にCDデビューしました。
デビューシングルは、事務所始まって以来最低の15万枚、地方でのコンサートではお客さんもまばらの状態でした。
当初はパッとしなかったSMAPですが、人気が出たのはマネージャーの力が大きかったようです。
売れないSMAPから国民的アイドルへ
売れない状況を打開したのが、SMAPの飯島三智マネージャーです。
当初は事務所の事務員でしたが志願してSMAPのマネージャーになりました。
事務所が距離をとっていたバラエティに積極的に売り込み、SMAPメンバーもアイドルであるにもかかわらず、本気で「笑われる」ことに徹しました。
まずは、木村拓哉さんがフジテレビのドラマに出演して人気が出始めます。
そして当時は「被りもの禁止」という暗黙の決まり事のあったジャニーズ事務所の中で、バラエティ番組で稲垣吾郎さんが被りものをして話題になります。
続くように、香取慎吾さん、草彅剛さんもバラエティで人気となり、中居正広さんもバラエティや司会で注目されるようになりました。
1996年、フジテレビ系で『SMAP×SMAP』が開始され「音楽と笑いの両立」を確立させて、メンバーひとりひとりが、バラエティ、音楽、ドラマと、様々な分野で、活躍して国民的アイドルと言われるようになります。
2016年 デビュー25周年、飯島三智マネージャーと当時事務所のオーナーのメリー喜多川さんとの間で確執が起こります。
当初は、飯島三智マネージャーが芸能界を去ることで決着したといいますが、その年にSMAPは解散。
翌年、メンバーの稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの3人が、元マネージャーの飯島三智代表会社に所属します。
中居正広さんは、事務所に残りますが、2020年に退所し独立「株式会社のんびりなかい」を設立。
後に香取慎吾さんは、中居正広さんと松本人志さんがMCのフジテレビ系「まつもtoなかい」の初回ゲストで出演して当時のことを語っていました。
「SMAPが解散して、それぞれの道を歩むときに、テレビって場所でのお仕事が減ってしまうかもしれない中でも、新しいことをやってみたいという同じ気持ちを持ったのが(稲垣・草なぎ・香取の)3人で。中居くんはテレビの中でやっていきたいってことがあったから、進む方向が違った」
引用元:modelpress
SMAPの再結成は実現する?まとめ
元ジャニーズ事務所が新体制になるにあたって浮上した「SMAPの再結成」は実現するのかどうか。
SMAP結成時のグループ編成の戦略や、デビュー当時から国民的アイドルになり解散までをまとめました。
いろいろな確執についても噂されていましたが、事実かどうかはわからないことばかりでした。
解散当時、確執があったとしても、年月が経ち、メンバーも歳を重ね、状況もかなり変わってきたのではないでしょうか。
国民的グループ「SMAPの再結成」は誰もが楽しみだし、ワクワクするし、待ち望んでいる人が大勢います。
個人的には、実現するのではないかとかなり期待をしています。