本格派アクション女優・山本千尋さんが『沸騰ワード10』でテコンドーに挑戦しました。
山本千尋さんといえば、3歳の頃から中国武術を習い、世界チャンピオンにもなった正真正銘の武術家です。
今回は『沸騰ワード10』の『真に受けてオファー』という企画
山本千尋さんの過去のインタビューから、「叶えたい夢」を見つけました。
私に夢を与えてくれたのは、ジャッキー・チェン様。
ジャッキー・チェン様のようになりたい。
この言葉から「ジャッキー・チェンがやっていたことやれば、ジャッキー・チェンになれる!」というもの。
『ヤングマスター』という映画でジャッキー・チェンさんがテコンドーを習っていたとのこと。
そこで、テコンドーの世界大会で4度優勝した経験を持つ師範のもとで、ジャッキー・チェンになるための3つの奥義に挑む!
いや、同じことをやってもジャッキー・チェンにはなれないと思うけど・・・テレビ番組の企画って結構こじつけ。
しかし武術家でジャッキー・チェン大好きの山本千尋さんは、大真面目にテコンドーに挑戦することになりました。
そして、師範も驚くほどの身体能力と技術の高さを発揮します。
山本千尋テコンドーの奥義に挑戦
まずは手始めの柔軟から。
蹴りが中心のテコンドーにおいては、スムーズに開脚ができるよう柔軟は必須です。
でもこの最初の柔軟からして恐ろしい、両足首から先の部分だけをイスに乗せての開脚。
美しい180度の開脚、最初は後ろから支えてもらっていますが、 このあと後ろの人が完全に手を離した状態で必死にたえて1回目でクリア。
師範も「本当にすごいですね~」と感心していましたした。
その後、山本千尋さんは蹴りのミット撃ちを行い「めっちゃ楽しい!」と満面の笑顔。
次に初めての板割りに挑戦。
前蹴りで2回失敗するも、師範からアドバイスをもらい、3度目でみごと真っ二つに板を割りました。
上達が早すぎる!
テコンドーの奥義『蝋燭5本消し』
1回の蹴りの風圧だけで、ろうそく5本の蝋燭の火を消します。
スピード、風圧、正確性が必要で、上級者がいかに正確に火を消すかを練習する技です。
有段者でも、蝋燭5本を一発で消すのは難しいそうです。
山本千尋さんは、火の上スレスレの位置を素早く蹴り抜いて難なく1回目でクリア。
テコンドーの奥義『肩車板割り』
肩車をされた人が持った板を、飛び後ろ回し蹴りで割ります。
最低でも3年修練した上級者がようやく挑戦する技だそうです。
しかしこれも1回でクリア。
山本千尋さんカッコ良すぎます!!
テコンドーの奥義『空中で上中下3段蹴り』
1回の飛び上がりで下段、中段、上段の3回の蹴りを行うというもの。
空中で3回の蹴りをするので、飛び上がって素早く足を動かして、しっかりとミットを狙って蹴らなくてはいけません。
しかも3回目の蹴りが上段で一番高い位置!
この技ができるのは黒帯3段くらいのレベルだそう。
師範はしっかりと3回蹴りましたが、山本千尋さんは2回で着地してしまいます。
しかし、失敗しても無言で元の位置に戻り、黙々と何度も繰り返します。
そしてついに!しっかりとしたミット打ちの音が3回響いて成功!・・かと思ったら・・
「まだダメです私は。納得いってない」という山本千尋さん。
3回目の上段蹴りは足が着地していた状態でした。
残念ながら成功とはいきませんでしたが、蹴りと着地がほぼ同時で、ほんのわずかな差でした。
相当悔しがっていたので、きっとこの後も、個人的に特訓を続けるかもしれないですね。
上級者が挑戦する難しい奥義の2つを1回でクリアするというポテンシャルの高さを発揮した山本千尋さんはとてもカッコよかったです。
山本千尋のプロフィール
子供の頃から「誕生日プレゼントは何がいい?」と聞かれると、「ダンベル」とか「腹筋マシン」と答えていたというほど、武術のことしか考えていなかった子供だったといいます。
おもちゃやゲームを欲しがる頃に、ダンベルや腹筋マシンを欲しがる女の子って相当変わっているかも。
- 生年月日:1996年8月29日
- 出生地:兵庫県神戸市東灘区
- 身長:155 cm
- 体重:43.5kg
- 血液型:O型
- 特技:中国武術、アクション、殺陣、英会話
- 趣味:映画鑑賞、サイクリング、スポーツ
カンフー好きの母の影響で、姉について3歳の頃から中国武術の稽古場に通い始める。
小学生になって本格的に競技スポーツである「武術太極拳」を始め、週6日、毎日3時間 練習に通うほどのめり込む。
身長155cmとは意外と小柄!
それで肩車した高い位置の板割りを難なく決めたとはすごい!
母親がカンフー好きとはいえ、いやいやだと続かないですよね。
「とにかく体を動かすことが好きで、最初は自分が中国武術をしているという意識もなく、ただ遊びに行っているような感覚だったんです。」といいます。
そして、小学2年生ぐらいの頃には、同じような動きのなかにも、人それぞれの個性が見えるようになり、「自分の内に秘めているものを表現するという競技で、魅力的だなと思ったんです」
なんと!河川敷で練習していて、「刀を振り回している子がいる」と、警察に通報されたことあったそうです。
確かに中国武術の長剣だとは気付く人はめったにいないでしょうね。
刀を振り回してる恐ろしい子供がいる!と思われてもしょうがないかも。
小学6年生で、第2回世界ジュニア武術選手権大会で金メダル1、銀メダル1を獲得しています。
高校1年生で、マカオで開かれた第4回世界ジュニア武術選手権大会で金メダル1枚、銀メダル2枚を獲得し世界一となります。
山本千尋 女優の道へ
女優になるつもりは全くなかったと言います。
でもこの美しさですからね、中国武術の演舞を見てファンになる人は多かったのではないでしょうか。
美人でカッコいいから、男性だけではなく、女性からも人気ありそう。
マイナースポーツである「武術太極拳」を広めたいとの思いや、幼い頃からのジャッキー・チェンやジェット・リーへの憧れから、女優を目指すようになったといいます。
『キングダム』連載10周年実写特別動画で、羌瘣(きょうかい)役の美しい剣舞姿が話題となりました。
映画では、羌瘣役は清野菜名さんで、山本千尋さんは羌瘣が姉のように慕う羌象(きょうしょう)役でした。
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山本千尋さんの美しいアクションがもっと見たいですね。
山本千尋:テコンドーの奥義に挑戦!まとめ
山本千尋さんが、テコンドーの奥義に挑戦しました。
- 蝋燭5本消し:火のついた5本の蝋燭を蹴りの風圧だけで火を消す。
- 肩車板割り:肩車をされている上の人が持っている板を後ろ回し蹴りで割る。
- 上中下3段蹴り:1度の飛び上がりで下段・中段・上段の蹴りを行う。
最後の「上中下3段蹴り」は残念ながら成功しませんでしたが、「蝋燭5本消し」「肩車板割り」は1回目の挑戦でクリアするポテンシャルの高さを発揮。
失敗に終わった「上中下3段蹴り」も、諦めずに黙々と何度も挑戦をする姿が素敵でした。
- 3歳から「中国武術」を始める。
- 小学生で「武術太極拳」にのめり込む。
- 小学6年生で、第2回世界ジュニア武術選手権大会優勝
- 高校1年生で、第4回世界ジュニア武術選手権大会優勝
- 「武術太極拳」を広めたいとの思い、大好きなジャッキー・チェンへの憧れから女優になる。
実は今回の『沸騰ワード10』を見るまで、山本千尋さんのことをよく知りませんでした。
『キングダム』も見たのですが、羌象(きょうしょう)役が山本千尋さんだと、今回調べてようやく気づきました。
美しくて、カッコよくて、失敗しても諦めることなく、黙々と何度も繰り返し挑戦する姿がとても素敵で、大好きになりました。
山本千尋さんの出演する作品がもっともっと見たいです。
これから山本千尋さんに注目し続けます!