ブレイクダンス(ブレイキン)を映画で見る!ブレイクダンス映画7作品を紹介

ブレイクダンス(ブレイキン)を映画で見る!ブレイクダンス映画7作品を紹介 アスリート
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『パリオリンピック2024』でブレイクダンス(ブレイキン)が実施されることになり、ブレイクダンスへの注目度が高まっています。

ブレイクダンスが日本で注目されるようになったのは、1980年代前半 ブレイクダンスやヒップホップカルチャーを題材とした映画が公開されてからでしょうか。

ブレイクダンスのことをもっとよく知るためにも、1980年代の初期のブレイクダンスから現在までのブレイクダンスの振り付けや文化、音楽、ファッションを見たいと思い、ブレイクダンス(ブレイキン)を扱った映画を探しました。

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ブレイクダンス(ブレイキン)とは

「ブレイクダンス」と「ブレイキン」は同じダンスを指します。

ブレイキンは1970年代のヒップホップ・カルチャーの中、ニューヨークのブロンクス地区に住んでいるアフリカ系、ラテン系アメリカ人の間で広まりました。

のちに「DJの父」「ヒップホップのゴットファーザー」と呼ばれる DJクール・ハークは、曲の合間でメロディがなく楽器だけのビートが強調される「ブレイク」の部分で、一部の若者がより盛り上がってダンスを踊ることに気づきました。

そこで、DJクール・ハークは2台のターンテーブルを使って 同じレコード2枚をミックスして「ブレイク」部分を延ばすという手法でピークタイムを延ばしたのです。

予想通りダンスは大いに盛り上がり、ブレイクで踊ることから 「Breaking」→「Breakin’」と呼ばれるようになりました。

ヒップホップカルチャーを知らないメディアが、わかりやすく「ブレイクダンス」という名称で呼んだため 世間一般的には「ブレイクダンス」という言葉が広まりましたが、ヒップホップがライフスタイルとなっている人たちの間では「ブレイキン」と呼ばれています。

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ブレイクダンスが登場する映画

1980年代前半はブレイクダンスの全盛期で、ブレイクダンスにとどまらず アメリカのヒップホップ・カルチャーを描いた作品が多くあります。

80年代後半なると一般的には下火となり、ブレイキンを題材とした映画も製作されなくなります。

しかし、ヒップホップ・カルチャーが生活そのものである人たちの間ではブレイキンは根強い人気があり、 2007年にブレイキンのドキュメンタリー映画が公開されました。

オリンピックでブレイキンが競技として採用された今年9月には最新作『ザ・ブレイキン』が公開されます。

フラッシュダンス(Flashdance)

1983年7月公開、エイドリアン・ライン監督の大ヒット作。

『フラッシュダンス』自体はブレイキンではなく、中盤の数分間だけ路上でブレイキンを踊るシーンが登場するだけです。

日本のブレイクダンスの先駆けともなった風見慎吾さんは、このたった数分間ブレイキンでスピンするシーンに衝撃を受けて、アメリカへ行き片言の英語で 路上で踊る若者からブレイキンを学んできました。

「涙のTake a chancre」で、ブレイクダンスを踊りながらマイクを手に持ち生歌を歌うのがすごすぎる!

日本でのブレイクダンスは『フラッシュダンス』のワンシーンから始まったと言えるかもしれませんね。

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ワイルド・スタイル(Wild Style)

1983年10月公開、アメリカのヒップホップカルチャーを広く知らしめた映画

ニューヨークのサウス・ブロンクスを舞台に、街中で違法にグラフィティアートを描く若者が主人公。

実在のグラフィティライターやブレイクダンサー、DJ、ラッパーが出演し、ヒップホップシーン全般が描かれています。

根強い人気がある作品で、2022年9月には40周年を記念してリバイバル上映されています。

ブレイクダンス(Breakin’)

1984年6月公開、世界的大ヒット作品です。

ストリートダンサーのオゾンとターボが、ケリーを加えた3人で保守的なダンス界に挑んでいきます。

主人公のオゾンとターボを演じるのは本物のストリートダンサーで、適役としてマイケル・ジャクソンのダンストレーナーも出演。

後から加わる体操のお姉さん・ケリーのダンスがブレイキンかどうかはよくわかりませんが、最後は『ストリートジャズ』としてメジャーな舞台でショーを行うので、ケリーのダンスが特にブレイキンである必要はないのでしょう。

オゾンの弟分ターボ少年のダンスがかっこいいです。

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ビート・ストリート(Beat Street)

1984年公開、アメリカのヒップホップカルチャーを描いた映画

ニューヨークのサウス・ブロンクスに住むDJのケニーとブレイクダンスで一目置かれるリーの兄弟は、グラフィティ・アーティストの友人のためにショーを成功させようと奮闘します。

クラブや地下鉄構内で行われるダンスバトルや路上でのブレイキンなど、ダンスシーンが多数登場します。

DJ、ラップ、グラフィックアートなど様々なヒップホップ文化が反映されています。

ブレイキン2(Breakin’ 2: Electric Boogaloo)

1984年公開、ブレイクダンス(Breakin’)で成功した主人公3人の続編

自分たちのコミュニティーセンターが開発業者によって取り壊されるのを阻止するために奮闘します。

アメリカとカナダで上映されましたが日本は未公開です。

興行的には前作の半分以下でヒット作とまでは行きませんでしたが、それでも制作予算の3倍位上の収益を上げているので経済的には成功と言えるようです。

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プラネット B-BOY(Planet B-Boy)

2010年1月公開(アメリカ公開は2007年)、ブレイクダンスの世界大会のひとつ「Battle of the Year」2005年大会の様子を収めたドキュメンタリー映画

アメリカ、フランス、韓国、日本のダンスチームが登場、それぞれの国の都市文化の中でのブレイクダンスが紹介されています。

各国の予選を勝ち抜いたチームが集結して繰り広げられるダンスバトルとチームの様子を追っています。

ザ・ブレイキン(Breaking Point)

2024年9月公開、ブレイクダンス映画の最新作。

子どもの頃はブレイキンのパートナーで仲の良い兄弟が、ある事故をきっかけに不仲に。反発し合いながらも世界選手権のイギリス代表チーム入りを目指して奮闘する兄弟の絆を描いた感動作。

世界トップクラスのブレイカーが出演し、振付はオランダのブレイキンチームのブレイカーが担当。

主役の兄弟を演じるのは、どちらも世界的に有名なブレイカーで、2人共8歳の頃からブレイキンを始め 一緒に踊っていた親友同士でお互いの息もピッタリ。

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ブレイクダンス映画7作品まとめ

ブレイクダンス(ブレイキン)が登場する映画7作品をまとめました。

  • 1983年 フラッシュダンス(Flashdance):ブレイキンは数分のみ
  • 1983年 ワイルド・スタイル(Wild Style)
  • 1984年 ブレイクダンス(Breakin’)
  • 1984年 ビート・ストリート(Beat Street)
  • 1984年 ブレイキン2(Breakin’ 2: Electric Boogaloo)
  • 2010年 プラネット B-BOY(Planet B-Boy)
  • 2024年 ザ・ブレイキン(Breaking Point)

当然ですが80年代のブレイクダンスから振り付けやファッションは大きく変化しています。

現在のブレイキンは競技的な要素が多く含まれ、アスリートとしてオリンピック競技になるほど進化を遂げています。

過去のブレイクダンスからの進化を見比べるのも面白いですね。

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