加藤諦三のプロフィール、経歴、生い立ちは?ラジオ「テレフォン人生相談」の格言

気になる人
【スポンサーリンク】

ラジオをつけていると、いつの間にか始まって、特に聞く気はなくても なんとなく耳にしているラジオ番組「テレフォン人生相談」

パーソナリティが相談者の悩みを聞き、各界の専門家が悩みの解決に向けてのアドバイスを送る、ラジオの長寿番組で、聞いたことのある人も多いと思います。

そして、ラジオ「テレフォン人生相談」の日替わりのパーソナリティの中で、ひときわ存在感が強いのが加藤諦三さんです。

的確な質問で相談者の悩みを確認して コメントを送る加藤諦三さん。私は相談者の悩みよりも、加藤諦三さんがどんなアドバイスをするんだろうという方が気になります。

そんな加藤諦三さんとはどういう人なのか、プロフィールや経歴、生い立ちなどを調べました。

【スポンサーリンク】

加藤諦三ってどんな人?

加藤諦三さんは、社会学者、心理学者、評論家、そして早稲田大学名誉教授です。

ラジオ「テレフォン人生相談」は、1965年1月にニッポン放送の制作で開始された長寿番組で、加藤諦三さんは 1972年からパーソナリティを努めています。

加藤諦三のプロフィール

名前  :加藤諦三(かとう たいぞう)
生年月日:1938年1月26日
出身地 :東京
学歴  :東京都立西高等学校 卒業
東京大学 教養学部教養学科 卒業
大学 大学院社会学研究科修士課程 修了

東大卒業で、とても頭の良い優秀な方ですね。

それでも、加藤諦三さんは 10代の頃には成績に劣等感を持っていたといい、東京大学に入学しても、劣等感を克服しようとする日々だったそうです。

十分過ぎるほど頭が良くて優秀な人でも、自分よりも もっと優秀な人と比べてしまうのでしょうか。私のような凡人には考えられないのですが、優秀な人には優秀な人の悩みがあるんですね。

1965年、20代の頃に 自身の劣等感やコンプレックスに悩んでいた心を書き表した書籍『俺には俺の生き方がある』が 大ベストセラーとなり、一躍知られるようになりました。

「人はどう生きるか」ということを半世紀以上も研究をしてきて、心理学的な書籍を多く執筆しています。

加藤諦三の経歴

1972年4月 早稲田大学理工学部 社会学の助教授
1972年 「テレフォン人生相談」パーソナリティを務める
1973年~1975年 ハーバード大学准研究員
1975年~1976年 ラジオ講座「百万人の英語」講師
1977年~2008年 早稲田大学理工学部 教授
1993年~2021年 ハーバード大学ライシャワー研究所客員研究員
2008年 早稲田大学名誉教授(専門分野:精神衛生、心理学)となる

受賞歴
1976年 ギャラクシー賞受賞(「学歴社会を考える」シリーズの構成及び総合司会)
2009年 東京都功労者表彰を受賞
2016年 瑞宝中綬章を受章

私は ラジオ「テレフォン人生相談」でしか存じ上げていなかったので、こんなにすごい方だったとは!調べて驚きました。

「テレフォン人生相談」の中でも、相談の内容によっては 専門家に代わらなくても、そのまま加藤諦三さんのアドバイスでいいのでは、と思うときがありました。

加藤諦三さんはパーソナリティですが、社会学・心理学の専門家としての立場からもアドバイスすることができるからなんですね。

【スポンサーリンク】

加藤諦三の生い立ち

加藤諦三さんは、どのような生い立ちだったのでしょうか。

自身の家族に関する情報をあまり公開していないので、詳しいことはわかりませんが、加藤諦三さんの書籍の中に 少しだけ家族に触れている部分があります。

加藤諦三の家族

祖父の加藤政之助さんは、政治家で激しい政府批判をしたことで知られているようです。

加藤諦三さんは、祖父を尊敬しているようですが、自身の一族は 心理的に問題があり、その張本人は祖母だと 著書の中に記述しています。

具体的には語られていないので、祖母にどのような問題があったのかは不明ですが、家族関係は複雑だったようですね。

加藤諦三の父親

加藤諦三さんの父親は、大学卒業後に 祖父のコネで文部省に努めましたが、文部省時代は一銭も家にお金を入れなかったといいます。

文部省を辞めた後は、大学の教員として働いていたようです。

加藤諦三さんは6人兄弟で、生活は苦しいのに そんなに子供を作ったのは、父親の未熟な心理のためだと、著書に記述があり、父親に対して良く思っていなかったことが想像できます。

ただ、「自分にとっては許しがたいが、父の立場に立てば違う」ともいいます。

それは「自分自身が未熟なのに、家庭を持ち父親にならなければなかった」からで、家族のために自分一人が働くことを苦痛に感じていたようです。

加藤諦三さんの心理学的な著書の中で、父親や祖母について語られていることから、家族、主に父親との関係が心理学的なことへの学びとなり、多くの著書に繋がったのでしょうか。

【スポンサーリンク】

加藤諦三の「テレフォン人生相談」格言

加藤諦三さんには多くの格言・名言があります。「テレフォン人生相談」の中で お馴染みの格言

「変えられることは変える努力をしましょう。変えられないことはそのまま受け入れましょう。起きてしまったことを嘆いているよりも、これからできることを皆で一緒に考えましょう」

「あなたの人生の物語を聞かせて下さい。正直に話すことで悩みを解決する力が生まれます。それは絶望が希望に変わる時です」

「あなたが認めたくないものは何ですか? どんなに辛くてもそれを認めれば、道は開けます」

耳にしたことがある人も多いでしょう。ラジオではなんとなく聞き流していましたが、改めてちゃんと聴くと学びとなる言葉ですね。

起きてしまったことでいつまでも愚痴をこぼしてしまうし、認めたくないこともたくさんあるし・・
「変えられることは変える努力をしましょう」という言葉には、はいっ ごもっともでございます。としか言えません。

加藤諦三のプロフィール、経歴、生い立ちのまとめ

  • 加藤諦三さんは、社会学者、心理学者、評論家で、早稲田大学名誉教授
  • 1972年から、ラジオ番組「テレフォン人生相談」のパーソナリティを務める。
  • 1965年、20代の頃の著書『俺には俺の生き方がある』が大ベストセラーとなる。
  • 家族に関する具体的な情報はあまりないが 家族関係は複雑だったと思われる。
  • 著書の中で、自身の父親の未熟さの記述があり、父親を良く思っていなかった。

ラジオ番組「テレフォン人生相談」のパーソナリティを務める 加藤諦三さんのプロフィール、経歴、生い立ちについてまとめました。

いままで、聞くともなくなんとなく耳に入っていた状態ながらも、加藤諦三さんの的確なコメントやするどい意見から、加藤諦三さんってどういう人なんだろうと気になっていました。

こうして加藤諦三さんのことを知ると、今度「テレフォン人生相談」で加藤諦三さんがパーソナリティとして登場するときは、もっとしっかりと加藤諦三さんの言葉に耳をかたむけようと思いました。