天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、4月1日、日本赤十字社に入社されました。
同期の新入職員とともに社長から辞令を受け取ったあと、報道陣の前で「社会人としての一歩を踏み出したのだと、身の引き締まる思いが致しました」と述べられました。
愛子さまは、ボランティア活動推進室の「青少年・ボランティア課」に勤務されますが、どのような仕事をするのでしょうか。
常勤の嘱託職員ということですが、給料はどのくらいでなのでしょうか。
愛子さまの仕事内容や給料についてまとめました。
愛子さま日本赤十字社での仕事
愛子さまは常勤の委託職員として、公務を行いながら、仕事と両立されます。
愛子さまが勤務される『パートナーシップ推進部』は、日本赤十字社の中で花形といわれる部署で、4つの課に分かれていて、その1つがボランティア活動推進室「青少年・ボランティア課」です。
愛子さまは、災害の被災地で活動するボランティアの方々の姿に胸を打たれたことや、学生時代からの親しい友人が 東日本大震災のボランティアとして携わっていていたことなどから、ボランティア活動に関心を持つようになったといいます。
ボランティア活動推進室「青少年・ボランティア課」は、そんな愛子さまにぴったりかもしれないですね。
出典:Smart FLASH
「青少年・ボランティア課」の仕事内容
赤十字のボランティアは、グループ活動の「地域赤十字奉仕団」「青年赤十字奉仕団」「特殊赤十字奉仕団」と、個人では「日赤本社・各支部」「献血ルーム」「社会福祉施設」などでのボランディア活動があります。
このボランティア活動を支えるのが「青少年・ボランティア課」で、主な仕事内容は2つです。
- 全国でさまざまな活動を行う赤十字ボランティアの活動がよりよいものになるよう運営を行う。ボランティアに関する研修会を開催したり、教材や情報誌、ホームページの作成など。
- 「青少年赤十字活動」世界の平和や人類の福祉に貢献できる児童・生徒を育成するためのさまざまな実践的プログラムを実施。
「青少年赤十字活動」では、職員は子どもたちの引率として海外出張をすることもあるそうで、日赤の関係者の話では「英語が堪能な愛子さまが抜擢される可能性は十分あるでしょう」といいます。
愛子さまが子どもたちに同行して海外へ行くのは、警護が大変すぎるのでは?と思うのですが、ありうるのでしょうか。
日赤の皇族の先輩は
愛子さまの日本赤十字社の皇族の先輩が 三笠宮家の瑶子さまです。
2006年~2012年まで、常勤の嘱託職員として勤務されていました。
最初は愛子さまと同じ「青少年・ボランティア課」に配属されましたが、そこから「血液事業本部販売管理課」に異動となり、血漿分画製剤の販売管理や販売促進を行っていました。
瑶子さまは、過去のインタビューでご自身が行っていた仕事について次のように語っていました。
「会社で私がコピー機の用紙を補充していたら『ああ、そういうこともするんだね』と言われることもありますが、後輩ですから気付いたらします」
「いちばん最初に私の席の固定電話が鳴りますので、基本的には私が出ます。家にいたときは電話をとらせてもらえなかったので、就職してはじめて体験しました(笑)」
電話対応やコピー用紙の補充も
愛子さまも電話を受けたりするのでしょうか。
元宮内庁職員で皇室解説者の山下晋司さんが、愛子さまの仕事について次のように語っています。
日赤本社のお仕事であれば、全国の支部などと電話やメールで対応されることもあると思います。
“人の役に立ちたい”という誓いを胸に秘められて、“普通のOLとして扱って”と日赤側に伝えられていた愛子さま。
かつて瑶子さまがなさっていたという電話応対や職場のお掃除、コピー機の用紙補充にいたるまで、“何でもやりたいです”と意気込まれていたと聞きました。
まさか一般の人からの電話を愛子さまが受けたりはしないでしょうが、日赤の職員であれば、愛子さまと気づかずに電話で会話する可能性はありそうですね。
愛子さまの給料はいくら
日本赤十字社で、一般事務職の嘱託職員募集要項は、2024年4月現在 次のように掲載されています。
- 就業時間:09:00~17:30(休憩 正午から45分間)
- 休日: 土・日・祝、年末年始、当社創立記念日(5月1日)
- 給与:月手当 23,000円
愛子さまは、皇族としての行事があり、ご公務が優先となるので勤務日数は少なくなります。
宮内庁関係者の話では
「愛子さまはご公務もあり、正規職員よりも少ない勤務日数になるので、給与も月13万円ほどと見込まれています。」
「初任給で、両陛下に“何を贈ろうか”と思案されていたとうかがいました。」
まだ初任給を受け取っていないのに、すでに両陛下へのプレゼントを考えているとは、本当にご両親思いでお優しいですね。
ご公務優先で、いくらか給料は減るかと思ってはいましたが、思っていた以上に少なくないと感じてしまいました。
有給休暇もあるとは思うのですが、ご公務がご多忙すぎて有給休暇も足りないのでしょう。ご公務との両立は大変かと思いますが、お体に気をつけて頑張っていただきたいですね。
愛子さま 赤十字での仕事内容や給料まとめ
愛子さまは、ボランティア活動推進室「青少年・ボランティア課」に配属されました。
詳しい仕事の内容はわかっていませんが、皇族の先輩 三笠宮家の瑶子さまが、電話応対やコピー用紙の補充を行っており、愛子さまも「特別扱いではなく普通のOLとして扱ってほしい」と希望されていることから、同じように仕事をされるのではないかと思われます。
宮内庁関係者の話では、お給料は13万円ほどではないかと見込まれています。
ご公務との両立で多忙になるでしょうが、聡明で朗らかな愛子さまは、どちらも上手にお務めをされるのではないでしょうか。