料理研究家の和田明日香さん、簡単で美味しい料理を手早く作ることで人気です。
そして 和田明日香さんは料理愛好家の平野レミさんの義理の娘ということでも有名ですね。
そこで気になるのは、和田明日香さんは 平野レミさんの息子と結婚する前から料理研究家だったのか、それとも結婚してから義母の影響で料理研究家になったのか、どちらなのでしょうか?
調べると、和田明日香さんは結婚する前はまったく料理をしたことがなく、平野レミさんのことも知らなかったとか。
結婚してゼロから料理の勉強を始めて、人気の料理研究家になった和田明日香さん。
いくら義母が人気の料理家でも、自分が料理嫌いだったら仕事にはできないでしょう。
料理経験ゼロだった和田明日香さんが、どのように料理を覚えて いつから料理研究家になったのかをまとめました。
和田明日香はいつから料理家?
和田明日香さんが料理家になったのは、平野レミさんの次男・和田率さんと結婚してからです。
やはり平野レミさんの影響が大きかったようです。
結婚する前は料理経験ゼロ
和田明日香さんは、1987年4月17日生まれで現在(2024年3月)36歳です。
料理愛好家の平野レミさんの次男と2010年に結婚しました。夫は8歳上で、和田明日香さんは大学生から就職することなく専業主婦になりました。
和田明日香さんは大学生まで実家暮らしで、両親は料理好きでしたが「自分がやることだとは思っていなかったです」というほど料理に興味がなかったそうです。
子供の頃だと、親が料理をしていると近くで見てみていたりとか、親に手伝わされたりとかありそうなんですが、そんなことも一切なかったようですね。
キャベツとレタスは同じもの
和田明日香さんは、結婚するまで料理以前に食材に対する一般的な知識もなかったようです。
「キャベツとレタスは同じ野菜で、方言で呼び方が変わるのだと思っていました(笑)。北ではレタスと呼び、南ではキャベツとよぶんだろうなと。」
「貝は大きさで呼び名が変わると思っていて、小さい貝がシジミ、中くらいはアサリ、大きい貝はハマグリとか……」
「もちろん、豆腐に絹と木綿があるなんて知りませんでした。」
これはすごいですね、料理をしなくても何となくわかっていそうなことだとは思うのですが。
明日香さんは「両親からは 普通に教わったと思うのですが、何不自由なく食べさせてもらって、何も考えずに育ってきてしまったんでしょうね。」 「親が「もうテレビで言わないで」って泣いていました(笑)。」と言います。
明日香さんの両親は、こんなにわかっていなかったということに、テレビを見て始めて知って驚いたのかもしれないですね。
和田明日香は結婚してから料理をはじめる
結婚したら夫の母が有名でな料理家だった!って驚きですよね。
和田明日香さんは、夫の持っていた料理本を見ながら、毎日試行錯誤しながら料理を続けてヘトヘトだったといいます。
自力で勉強し続ける
平野レミさんは、嫁の明日香さんが料理を教えてもらうためにガンガン電話がくるかと思っていたそうですが、予想に反してまったく相談されなかったといいます。
明日香さんが平野レミさんに相談しなかったのは「プロの料理家に、そんな簡単な初歩的な質問をしたら失礼かなと思って」という理由。
聞かれるほうはなんとも思っていなくても、聞く方は「プロにしていい質問じゃない」と恐縮してしまうかもしれないですね。
明日香さんは平野レミさんの料理本を買って、1人で料理を勉強し続けたと言います。
ゼロから料理の勉強
最初は料理本を1行読んでは、ネットでいちいち調べなくてはいけなかったそうです。
「玉ねぎは皮をどこまでむいていいのか?」
「ニンジンは、どこまでが皮なのか?」
「豆腐の水切りは、いつまで水切っていればいいかのか」
言われてみれば、料理経験がなければ わからないのかもしれないなという疑問ですね。
「だし」もわからず、味噌汁はお湯に味噌を溶いただけだったそうです。レシピに載っていた「かつおだし」をネットで調べて「何だかわからないけど、魚のカスみたいな鰹節っていうもので作るんだ」と知ったそうです。
始めてだしを取って飲んだときに「お母さんが作ってくれた味だ」と感動して、お湯に味噌を溶いただけのお味噌汁よりずっと美味しくなったことに「料理って面白い」と思ったと言います。
平野レミの影響で料理好きに
なんとか自力である程度料理ができるようになってから、わからないことを平野レミさんに聞くようになった明日香さん。
平野レミさんは「料理に正解なんてないの。自分の好きなようにやるのが一番。」と言い、一緒にキッチンに立つと鼻歌を歌いながら楽しそうに料理を作るそうです
そんな平野レミさんや、料理を美味しそうに食べる家族を見て、和田明日香さんはそれまで苦痛だと感じていた料理を楽しめるようになったそうです。
妊娠していたことも大きくて、お腹の子供に栄養を届けたい、子どもの体を良いもので作ってあげたいという気持ちも、食べ物への意識が変わる大きな理由だったといいます。
平野レミに初めて料理を食べてもらう
結婚して5年間、和田明日香さんは自分の作った料理を平野レミさんに食べてもらう事をずっと避け続けていました。
相手はプロの料理家「これちょっとこれ違うんじゃない?とか言われちゃったら、心折れていた気がします。」と絶対に食べてもらいたくなかったそうです。
そんな和田明日香さんが初めて平野レミさんに料理を食べてもらったのは、2015年に共演した料理番組「レミさんちの食卓」でした。
出典:女性チャンネルLaLaTV「レミさんちの食卓」
番組の中で明日香さんが料理を披露することになり、実家にいた頃 明日香さんの母親がよく作ってくれた筑前煮を、収録に向けて何日も練習して作ったそうです。
平野レミさんが「あ、おいしい!これ、私の味と同じ!同じ!」と感激しながら食べてくれて「良かったあ…って。超ホッとしました」と言います。
このことが和田明日香さんがより料理に真剣に向き合うきっかけになりました。「レミさんはずっと、自分のご飯を誰かに食べさせ続けてきた、これからは私がお家のご飯を食べさせてあげる人にならなきゃって」とスイッチが入ったそうです。
平野レミと料理番組に出て人気に
和田明日香さんの転機となったのは、2015年に平野レミさんと共同著書の「平野レミと明日香の嫁姑ごはん物語」でした。
この本の中に出てくるレシピを作ったのは平野レミさんだけでしたが、これをきっかけに「和田明日香さんの料理のレシピも提案してほしい」とオファーがくるようになったそうです。
そしてBS日テレの情報番組でレギュラーとして「平野レミ・明日香の嫁姑クッキング道」のコーナーを担当
出典:BS日テレ
平野レミさんとの共演が増えていき、「平野レミさんとお嫁さんのやり取りが面白い」と評判になります。
数々の料理本を出版、料理だけではなく子育て本も出版し、2018年に 第11回ベストマザー賞 文化部門を受賞
2021年に出版したレシピ本『10年かかって地味ごはん。』は、どの料理も手軽でおいしいと評判を呼んで、発行部数は20万部を超える人気のレシピ本となります。
和田明日香はいつから料理研究家?まとめ
料理経験が全くのゼロで、結婚してから料理を始めて、人気の料理家になった和田明日香さん。
義母が料理愛好家の平野レミさんということが一番大きいようですね。
平野レミさんは自分のことを、料理研究家ではなくて、料理愛好家だと言います。
これは夫の和田誠さん(イラストレーター、映画監督)が「愛好家だろ」と名付けたそうです。
料理の研究をしているのではなく、料理が好きで愛しているという平野レミさんにピッタリの肩書ですよね。
そんな平野レミさんが義母なら、料理がどんどん楽しくなっていったのもわかりますね。